【やりたいことリスト】やりたいが見つからない・分からない→書くだけで見えてくる

自己啓発

「やりたいこと、ありますか?」
こう聞かれて、スラスラ答えられる人は意外と少ないものです。

  • やりたいことが分からない
  • 考えても浮かばない
  • 見つけなきゃと思うほど焦ってしまう

そんな悩みを抱える人は、決してあなただけではありません。
むしろ真剣に生きている人ほど、迷いやモヤモヤを抱えるものです。

でも大丈夫。
やりたいことは、突然「ひらめく」ものではなく、「書き出す」ことで浮かび上がってくるものです。

この記事では、自己理解の視点から「やりたいことリスト」のつくり方を深掘りし、
書くことで見えてくる「本音」と「動き出せる自分」に出会う方法をお伝えします。

この記事を読んで分かること

・「やりたいことが分からない」理由とその正体
・書き出すことで自己理解が深まる理由
・実践しやすい“やりたいことリスト”の作り方
・書けないときのヒントとアイデア集
・書いたリストを“行動”につなげるステップ

なぜ「やりたいこと」が見つからないのか

「やりたいことがない自分はダメだ…」
そんなふうに思ってしまっていませんか?

でも、やりたいことが見つからないのには、ちゃんと理由があります。
それはあなたの意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。

ここでは代表的な3つの理由を紹介します。

「完璧な答え」を求めすぎている

「これが私のやりたいことです!」と胸を張って言えるものじゃなきゃ意味がない…。
そんな思い込みが、実は“動けなさ”を生んでいます。

やりたいことは、最初から立派である必要はありません。
「ちょっと気になる」「やってみたいかも」レベルで十分なんです。

✅ 小さな興味から始めれば、それが後に本当にやりたいことに育つこともあります。

周囲の期待を気にしすぎている

「親が納得するか」「世間体がいいか」「人に笑われないか」──
こうした外部の評価を気にしていると、自分の本音はどんどん見えなくなっていきます。

✅ 他人の目に合わせて書くリストでは、あなたの人生は動き出しません。
自分の中にある“わがままな願望”を、まず大事にしてみましょう。

自分をよく知らないまま探そうとしている

やりたいことは、自分を理解した先にあります。
でも、自分の価値観や得意・不得意が曖昧なままでは、「何をやりたいか」も見えてきません。

✅ まずは「どういうときに楽しい?」「何をしているときが一番夢中?」といった問いから、自分の内面に光を当てていきましょう。

「やりたいことリスト」がもたらす3つの変化

やりたいことリストは、単なる願望メモではありません。
書くことで脳のモードが切り替わり、行動や考え方に変化が起きます。

ここでは、リストをつくることで得られる代表的な3つの効果を紹介します。

自己理解が深まる

書き出すことで、自分の興味や価値観が可視化されます。
頭の中だけで考えていると曖昧だった“やりたい”が、言葉になることで輪郭を持ちます。

例:

  • 「海外旅行したい」と思っていたけど、実は『異文化に触れたい』のが本質だった
  • 「料理教室に通いたい」と書いたら、『人と一緒に作る楽しさ』に気づいた

✅ リストは自己理解の鏡です。

視野が広がる

書いていくうちに、「あ、これもやってみたい」「これなら今すぐできる」という発見が増えます。
やりたいことは連鎖反応のように広がるので、最初の数行が書けなくても気にしなくてOKです。

例:

  • 「ピアノを弾く」→「音楽仲間をつくる」→「ライブハウスで演奏」
  • 「カメラを買う」→「街歩き」→「写真展を開く」

✅ 書くことで、新しい選択肢が自然に浮かびます。

小さな行動のきっかけになる

リストは「行動の種」です。
特に小さくて手軽なやりたいことは、その日のうちに試せることもあります。

例:

  • 「図書館で気になる本を3冊借りる」
  • 「新しいカフェに行ってみる」

✅ 実際にやってみることで、次のやりたいことがさらに見えてきます。

やりたいことリストの作り方・5つのアプローチ

「やりたいことを書き出す」と言っても、いざペンを持つと手が止まることがあります。
ここでは、初心者でもスラスラ書ける5つの方法を紹介します。
あなたに合うやり方を見つけて、まずは10個から始めてみましょう。

カテゴリごとに分ける

人生の分野をいくつかに分けて、それぞれにやりたいことを書き出します。

カテゴリ例:

  • 仕事・キャリア
  • 健康・美容
  • 趣味・学び
  • 人間関係
  • お金・暮らし

✅ こうするとバランスよくリストアップでき、「偏り」を防げます。

過去の“楽しかったこと”から探る

思い出の中に、やりたいことの種が隠れています。
過去3年〜5年で「楽しかった瞬間」「夢中になった出来事」を書き出しましょう。

例:

  • 大学時代に友達と夜通し話した → 人と深く話す場をつくる
  • 旅行先で写真を撮りまくった → カメラを学んで作品を残す

憧れの人から逆算する

「あの人みたいになりたい!」という憧れから、やりたいことを逆算します。

例:

  • 憧れの上司が週末にマラソン → 「マラソン大会に出る」をリストへ
  • 好きな作家が朝型生活 → 「早起き習慣を身につける」をリストへ

“100の質問”ワークを使う

ネットや書籍で見つかる「やりたいことを引き出す質問集」を活用。
質問に答えるうちに、本音が引き出されます。

質問例:

  • お金や時間が無限にあったら何をする?
  • 子どものころ夢中になったことは?
  • 今すぐやめたい習慣は?

逆質問法で考える

「やりたいこと」ではなく、「やりたくないこと」から書き出す方法です。
やりたくないことを避ける中で、やりたい方向性が見えてきます。

例:

  • 「朝の満員電車に乗りたくない」→ リモートワークを探す
  • 「人の悪口を聞きたくない」→ 心地よい人間関係を持てる場を探す

書けないときの処方箋とアイデア集

やりたいことリストは「自由に書いてOK」と言われても、どうしてもペンが進まない日があります。
そんなときは、条件をゆるめる・ヒントを加えることで突破できます。

期限をつける

「死ぬまでに」だと壮大すぎて詰まります。
代わりに1週間・1か月・1年など短期スパンで考えてみましょう。

例:

  • 今週末に食べたいもの
  • この夏に行きたい場所
  • 来年までに学びたいスキル

「小さな挑戦」に限定する

大きな目標ではなく、すぐできる小さな行動だけで埋めてみます。

例:

  • 新しいレシピを1つ作る
  • 違うルートで帰宅する
  • 読んだことのないジャンルの本を1冊読む

✅ 成功体験のハードルが下がり、自然に次の一歩が生まれます。

写真や雑誌から刺激をもらう

言葉だけで考えると浮かばないことも、ビジュアルの刺激で一気に出てくることがあります。
Instagramや旅行雑誌などを見てみましょう。

誰かと一緒に書く

一人だと出てこないアイデアも、他人のリストを見ることで刺激されます。
家族や友人と「やりたいこと交換会」をしても楽しいです。

書き方を変える

箇条書きだけでなく、マインドマップや付箋を使って書くと発想が広がります。
机に広げて書くのもおすすめです。

やりたいことリストを“行動”につなげる方法

リストは書くだけで終わらせず、小さく動き出す仕組みに変えることが大切です。
ここでは、今日から試せる実践法を紹介します。

優先度をつける

全部一気にやろうとすると挫折します。
リストを見返して、ワクワク度・実現しやすさ・重要度で3段階評価をつけましょう。

例:

  • ⭐⭐⭐「美術館に行く」→ 今週末に可能
  • ⭐⭐「英会話スクールに通う」→ 来月の予算と相談
  • ⭐「海外留学」→ 数年計画で準備

行動プランに落とし込む

やりたいことは、具体的な行動に変換しないと進みません。

例:

  • 「本を出版する」→ 毎日30分、原稿を書く時間を確保
  • 「健康的な食生活にする」→ 平日夜は自炊、週末にまとめ買い

“期限”をカレンダーに入れる

Googleカレンダーや手帳に、やりたいことの実行日を直接書き込みます。
予定として可視化することで、後回し癖を防げます。

公言して巻き込む

SNSや友人に「〇〇をやる」と宣言すると、やらざるを得ない状況ができます。
小さなことでも効果ありです。

定期的に見直す

月1回など、リストを見返して達成した項目にチェックを入れます。
未達成のものも「まだやりたいか?」を確認しましょう。
✅ やりたいことは変わってOK。リストは「進化するもの」です。

まとめ:あなたのリストは、未来の地図

最初の1行は小さくても構いません。
「気になる」「やってみたいかも」という感情こそ、行動のエンジンになります。

ペンを持ち、書き始めた瞬間から、あなたの未来は少しずつ形を変えていきます。

やりたいことは、待つものじゃなく、育てるもの。
今日の1行が、明日のあなたを変えます。

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