【言語化能力の鍛え方】伝わる人になる5つの実践法

言語化能力 鍛える 自己成長

「頭では分かっているのに、うまく説明できない。」
「話しているうちに、何を言いたかったのか分からなくなる。」
「結論から話しも、なぜか相手に伝わらない。」

そんなときに必要なのが、言語化能力です。

私は言語化能力は、難しい言葉を知っていることでも、文法をきれいに使えることでもないと思っています。

大切なのは、頭の中にある情報を整理して、相手が理解しやすい言葉と順番に変えること。
そして、伝わっていなければ修正することです。

この記事では、仕事や日常ですぐにできる言語化能力の鍛え方を、私自身の経験も交えて紹介します。

言語化能力は文法や語彙力だけではない

言語化能力というと、

  • 「語彙力を増やす」
  • 「文章力を鍛える」
  • 「正しい日本語を使う」

といったことを思い浮かべる人もいるかもしれません。
もちろん、それらも役には立ちます。でも、それだけでは足りません。

たとえば、難しい言葉をたくさん知っていても、相手がその言葉を知らなければ伝わりません。
反対に、簡単な言葉だけでも、相手が理解できるように説明できれば十分です。

私は、言語化能力とは、頭の中にある情報を整理して、相手が理解できる形に変える力だと考えています。

難しい言葉を使わずに伝えることについては、
【言語化能力とは?】難しい言葉を使わない人ほど「伝えるのが上手い」理由でも詳しく書いています。

この記事では、その力をどう鍛えるかに絞って考えていきます。

言語化能力の鍛え方①結論を先に出す

仕事で説明を聞いていて、一番困るのが、
結局、何が言いたいのか分からない話です。

たとえば、
「昨日○○さんから電話があって、そのあと現場を確認したんですけど、最初は大丈夫だと思っていて……」

と経緯から始まる。聞く側は途中まで、
「で、何の話なんだ?」となります。

これを、「結論から言うと、納期が2日遅れます。」から始めれば、一気に分かりやすくなります。

そのあとで、「原因は○○です」
「現在は△△で対応しています」
「○日には完了する見込みです」と続ければいい。

結論を先に出すだけで、相手は「何についての説明なのか」を理解した状態で、その後の話を聞けます。
ただし、ここで勘違いしてはいけません。

結論さえ先に言えば、説明が上手くなるわけではありません。

その後の説明がバラバラなら、結局伝わらないからです。

言語化能力の鍛え方②情報を順番に並べる

言語化が苦手な人は、頭の中にある情報を、そのまま全部出してしまうことがあります。

でも、聞く側が知りたいことと、話す側が思い出した順番は違います。だから一度、頭の中で整理します。

たとえば仕事の報告なら、
結論 → 理由 → 必要な経緯 → 今後どうするか
くらいで十分なことも多いです。

もちろん、すべての会話をこの型に当てはめる必要はありません。状況によって必要な情報は変わります。

大事なのは、自分が話したい順番ではなく、相手が理解しやすい順番で話すことです。

言語化能力は、文章を作る力というより、情報を編集する力に近いのかもしれません。

言語化能力の鍛え方③相手の反応を見る

私は、説明しているときに相手が「きょとん」とした顔をしていたら、「あ、伝わってないな」と思います。
本当に伝わっていないときは、顔に出ることが多いです。

一方で、少し違う意味で伝わっているときは、返事や質問で分かります。こちらがAのつもりで説明したのに、相手がBについて質問してくる。

そんなときは、説明した内容が、こちらの意図とは違う形で伝わっています。

そこで、「説明したんだから分かるでしょ」で終わらせない。

私は逆に質問して、どこまで伝わっているのか確認します。言語化は、言葉を出したところで終わりではありません。

「伝えた」と「伝わった」は別です。

相手の反応を見て、必要なら言い直す。
そこまで含めて言語化能力だと思っています。

言語化能力の鍛え方④言い換える癖をつける

人の説明を聞いていて、何を言いたいのか分からないこともあります。

そんなとき、
「で?」「何が言いたいの?」
と問えば、相手によっては威圧的に感じます。

特に、もともと説明が苦手な人なら、余計に話せなくなってしまいます。

私はそういうとき、「つまり、こういうこと?」
と、こちらで一度整理して返すようにしています。

相手が、「そうです」と言えば、
こちらの理解も確認できます。

違えば、「いや、そこではなくて……」
と修正できます。

これ、実は説明が苦手な人を育てるときにも使えます。
こちらが整理した言葉を返すことで、
「こう並べれば伝わるのか」という見本を見せられるからです。

そしてこれは、自分の言語化能力を鍛える練習にもなります。

人の話を聞いて、「要するに何なのか」を短くまとめる。

かなり良い訓練になります。

言語化能力の鍛え方⑤文章と会話を両方使う

私は、文章を書くことはできます。
ブログも書きますし、小説も書きます。
でも、対面で話すのが得意かと言われると、正直そうでもありません。

文章なら、考える、書く、読み直す、順番を変える。
削る、言い換える、ということができます。

ところが会話では、それをその場でやらなければいけません。しかも相手の表情、声の調子、空気間まで入ってきます。

だから、文章で言語化できることと、その場で上手に話せることは、まったく同じではありません。

文章は、じっくり考える言語化。
会話は、リアルタイムの言語化です。

両方やることで、違う部分が鍛えられます。

人狼ゲームは言語化能力の練習になる

私は人狼ゲームが好きなんですが、あれは言語化能力を鍛えるにはかなり良いゲームだと思っています。
私は強くないですけどね(笑)。

人狼ゲームでは、

  • 自分の考えをまとめる。
  • 結論を出す。
  • その理由を説明する。
  • 相手の発言を聞く。
  • 矛盾を探す。
  • 質問する。
  • 反論される。
  • もう一度説明する。

これを短い時間で繰り返します。
文章なら何分も考えられることを、その場で言葉にしなければいけません。

だから、
頭の中にある考えを、その場で整理して言葉にする練習
としてはかなり優秀です。

もちろん、人狼ゲームをやらなければ言語化能力が鍛えられないわけではありません。

会議でもいい。雑談でもいい。
誰かに今日あったことを説明するだけでもいい。

大切なのは、実際に言葉にしてみることです。

言語化能力は「言い直す」ことで伸びる

言語化能力を鍛えようとすると、「最初から分かりやすく話さなければ」と思ってしまうかもしれません。

でも、最初から完璧に伝える必要はありません。

伝わらなかった。
違う意味で受け取られた。
説明が長くなった。

そういう経験があれば、
「次はこう言おう」と直せばいい。

文章なら書き直せます。会話でも言い直せます。
むしろ、伝わらなかった経験をそのままにしないことが、言語化能力を鍛える一番の近道だと思っています。

まとめ|言語化能力は伝わるまで修正する力

言語化能力は、難しい言葉を知っていることでも、文法が完璧なことでもありません。

頭の中にあるものを整理して、相手が理解しやすい順番に並べる。
相手が分かる言葉に変える。
そして、反応を見て修正する。

その積み重ねです。

まずは、

結論を先に出す。

必要な情報を順番に並べる。

相手の反応を見る。

伝わらなければ言い換える。

これだけでも、かなり変わります。

私自身、文章は書けても、対面で話すことにはまだ苦手意識があります。

だから言語化能力は、「身につけたら終わり」の能力ではないと思っています。

話して、書いて、伝わらなくて、また直す。

その繰り返しで少しずつ伸びていくものです。

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