「もっと言語化能力を鍛えたい。」
最近、よく聞く言葉です。
でも、言語化能力とは何でしょうか。
難しい言葉をたくさん知っている人でしょうか。
横文字や専門用語を使いこなせる人でしょうか。
私は違うと思います。
本当に言語化が上手い人は、難しい言葉を使いません。
なぜなら、言語化とは
自分が知っている言葉を話すことではなく、相手が理解できる言葉に変えることだからです。
言語化能力とは「相手が理解できる言葉に変える力」

昔、こんなことがありました。
私はある人に、
「それは反面教師だね。」と言いました。
すると、「反面教師って何?」
と言われたのです。
「悪い見本ってことだよ。」と言い換えると。
「なーんだ」と即座に理解されました。
その時、私は気づきました。
伝わらなかった原因は、相手の理解力ではありません。
私が、相手の知らない言葉を使っていただけだったのです。
この経験から、言語化とは難しい言葉を知っていることではなく、相手が知っている言葉に置き換えることなんだと考えるようになりました。
知識がある人への説明は簡単
頭がいい人への説明は、実は簡単です。
多少説明が足りなくても、相手が察してくれます。
では、「俺、バカだから分かんねえ。」
と自分で言うような人にはどうでしょう。
知らない言葉は、誰にでもあります。
専門用語を並べても伝わりません。
ここで初めて、言語化能力が試されます。
難しい言葉を知っているかではありません。
難しいことを、誰でも分かる言葉で説明できるか。
そこが本当の実力です。
子どもに説明できますか?
子どもに説明できますか。
小学生に説明できますか。
おばあちゃんに説明できますか。
専門家同士で話すのは簡単です。
同じ知識があるからです。
でも、知識ゼロの人へ伝えるのは難しい。
子どもに聞かれて困った経験はありませんか?
「空はなんで青いの?」と聞かれ、私は説明できませんでした。
子どもに説明できるということは、
自分が本当に理解しているということでもあります。
語彙力より大切なのは相手を想像する力

ブログでも、営業でも、プレゼンでも、子育てでも、
この考え方は同じです。
仕事では、「自分は伝えた」ではなく、相手がその情報で判断できるところまで伝えることが重要です。職場で特に分かりやすい例が、報告・連絡・相談です。
どれだけ難しい言葉を知っていても、相手に伝わらなければ意味がありません。
逆に、相手が知っている言葉だけで説明できる人は、一瞬で伝わります。
だから必要なのは、語彙力よりも相手を想像する力です。
「この人なら、どんな言葉なら伝わるだろう。」
そう考えながら話す人ほど、言葉は相手の心に届きます。
言語化の考え方が分かったら、次は実際に使う練習です。「分かっているけれど、うまく言葉にできない」という人向けに、具体的な鍛え方はこちらで紹介しています。
まとめ
言語化能力とは、
難しい言葉を覚えることではありません。
相手が知っている言葉だけで、
相手の頭の中に、自分と同じ景色を作る力。
私は、それが言語化能力の本質だと思っています。
そのためには、相手と、自分が伝えたいことの両方を理解している必要があります。
その積み重ねが、本当の言語化能力につながっていくのだと思います。



