「上司と合わない。」
働いていれば、一度はそう感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
- 話が通じない。
- 理不尽に怒られる。
- 細かく口を出される。
- 逆に何も教えてくれない。
私も建設業で20年以上働いてきましたが、尊敬できる上司もいれば、「この人とは一生分かり合えない」と思った上司もいました。
当時は、「どうしたら変わってくれるんだろう」
と考えていました。
でも今なら分かります。
変えられたのは、私自身の考え方と行動だけでした。
嫌な上司への対処法① 言い返さない

私も若い頃、上司からこんなことを言われました。
「お前は死んだ魚の目をしてる。」
正直、
「じゃあ、どんな目をしていればいいんだよ。」
と思いました。
でも、言い返しませんでした。
言い返したところで、余計に攻撃されると思ったからです。
その代わり、私は心の中でこう考えるようにしていました。
「そんなことしか言えない人なんだな。」
人格を否定されても、自分までそれを受け入れる必要はありません。
相手の言葉と、自分の価値は別です。
嫌な上司への対処法② 二人きりにならない

もっとひどい時は、肩パンされたり、ヘルメットの上から殴られたりしたこともありました。
今なら普通に問題になる行為です。
だから私は、
- できるだけ二人きりにならない
- 他の人がいる場所で仕事をする
ことを意識していました。
そして、やり返すこともしませんでした。
感情で返しても、状況は良くならないと思ったからです。
もちろん、上司のさらに上の人へ相談もしました。
でも返ってきたのは、
「あいつは悪い奴じゃないから」という言葉でした。
残念ながら、私の場合は解決しませんでした。
それでも、相談したことは無駄ではなかったと思っています。
相談した事実は残ります。
だも、もし今の私なら……
「痛い!骨折れた!」
くらい大騒ぎするかもしれません(笑)。
もちろん冗談ですが、それくらい暴力は我慢するものではありません。
嫌な上司への対処法③ 周りまで巻き込まない

嫌な上司がいると、職場全体の空気が悪くなることがあります。
そこで自分までイライラしたり、愚痴ばかり言ったりすると、その空気はさらに広がってしまいます。
私は、なるべく普段どおり仕事をして、
普段どおり笑うことを意識していました。
これは、媚を売るためではありません。
相手の感情は、相手のもの。
相手が攻撃的だからといって、こちらまで攻撃的になる必要もありません。
自分が冷静でいることで、職場の空気がこれ以上悪くなるのを防げることもあります。
嫌な上司は一人で十分です。自分まで同じになる必要はありません。
嫌な上司への対処法④ 限界なら環境を変える

もちろん、どれだけ対処しようとしても限界はあります。
- 毎日怒鳴られる。
- 人格を否定される。
- 暴力を受ける。
- 心や体に不調が出る。
そんな状態なら、環境を変えることも立派な選択です。
- 異動を希望する
- 転職する
- 資格を取る
- 独立する
選択肢は一つではありません。
「逃げた」と考える必要もありません。
自分を守ることも、大切な判断です。
上司一人で、仕事を嫌いになるのはもったいない

私は、パワハラを受けても会社は辞めませんでした。
理由は単純です。
仕事そのものは好きだったからです。
そして、嫌な上司は一人だけでした。
他の先輩や同僚には恵まれていて、むしろ「あの上司、本当に困るよね」と愚痴を言い合えるくらい、人間関係は良かったんです。
結果として、その上司は私だけでなく他の社員にも同じような態度を取り続け、最終的にはほぼ辞職という形で会社を去りました。
だからと言って、「我慢していれば必ず解決する」と言いたいわけではありません。
ただ、一人の上司だけを理由に、好きな仕事まで嫌いになってしまうのは、とてももったいないと思うのです。
だから、一度だけ立ち止まって考えてみてください。
あなたが嫌なのは、
- 会社ですか?
- 仕事内容ですか?
- それとも、その上司だけですか?
ここを切り分けるだけでも、次に取るべき行動は変わります。
まとめ
上司は、自分では選べません。
だから、どうしても合わない人に出会うこともあります。
そんなときは、
- 言い返して感情的にならない
- 二人きりになる状況を避ける
- 相手の機嫌に巻き込まれない
- 限界なら環境を変えることも考える
まずは、自分を守ることを優先してください。
そして、もう一つ大切なのは、
「会社が嫌なのか、上司だけが嫌なのか」を切り分けることです。
一人の上司のために、好きな仕事まで嫌いになる必要はありません。
逆に、心や体を壊すほど我慢する必要もありません。
変えられない相手に振り回されるより、自分が変えられることに目を向ける。
職場は選べても、上司は選べません。
だからこそ、自分の考え方や行動は、自分で選んでいきましょう。



