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「この仕事、向いていないのかもしれない。」
「もう辞めたい。」
仕事がつらいと、そう考えることがあります。
でも私は、「向いていない」と感じた理由を一度分けて考えた方がいいと思っています。
私も昔、毎日のように暴言を吐き、たまに手まで出る上司のもとで働いていたことがあります。
本当に嫌でした。
仕事そのものも体力的にきつかったのですが、
「いつかこいつより仕事ができるようになって、見返してやる」と思って仕事を続けていました。
そうして一年くらい経つと、少しずつ仕事が分かるようになりました。自分で判断できることが増え、できる仕事も増えてくる。
すると、不思議なことに仕事そのものは楽しくなってきたんです。
自分のレベルが上がったことで、嫌だった上司からの暴言も以前より減り、働きやすさも少し変わりました。
もちろん、暴言や暴力を我慢して働くべきだと言いたいわけではありません。
今振り返って思うのは、
仕事が向いていないのか。
職場や人間関係が合っていないのか。
まだ仕事が分からなくてつらいだけなのか。
これは、別々に考えた方がいいということです。
ここを間違えると、本当は続けられる仕事を「向いていない」と決めつけてしまうこともあります。
逆に、仕事そのものは嫌いではないのに、悪い職場環境に無理して居続けてしまうこともあります。
この記事では、「仕事が向いていない」「辞めたい」と感じたときに、まず何を切り分ければいいのか、そしてそのあとどう動けばいいのかを考えていきます。
「仕事が向いていない」と思ったら、まず3つに分ける

「仕事が向いていない」と感じても、原因は同じではありません。私は、まず次の3つに分けて考えた方がいいと思っています。
① 仕事そのものが合っていない
仕事内容そのものが、自分の得意・不得意や価値観と合っていないケースです。
たとえば、
- 人と話すことが大きな負担なのに、ずっと接客をする仕事
- 細かい確認が極端に苦手なのに、正確さを強く求められる仕事
- 体力的にどうしても続けるのが難しい仕事
などです。
もちろん、苦手だからすぐ「向いていない」と決める必要はありません。最初はできなかったことでも、経験を積めばできるようになることはあります。
ただ、ある程度続けても仕事内容そのものが苦痛で、できるようになっても続けたいと思えないなら、仕事そのものとの相性を考えてもいいと思います。
② 職場や人間関係が合っていない
仕事そのものではなく、今いる会社や上司、職場環境がつらいケースです。
- 上司と合わない。
- 残業が多すぎる。
- 仕事を教えてもらえない。
- 会社の考え方についていけない。
こうした状態が続くと、「私はこの仕事に向いていない」と思ってしまうことがあります。でも、会社が変われば同じ仕事でも働き方はかなり変わります。
私自身も、嫌な上司のもとで働いていた頃は仕事そのものまで嫌になりそうでした。
でも、仕事が分かるようになってくると、仕事自体は面白いと感じるようになりました。
嫌だったのは、仕事だけではなく職場環境も大きかったんだと思います。
③ まだ慣れていない、または疲れている
これも意外とあります。
新しい仕事を始めたばかりの頃は、
- 何をすればいいのか分からない
- 周りについていけない
- ミスばかりする
- 毎日覚えることが多い
という状態になりやすいです。
できないことばかり続けば、「向いていない」と思うのも無理はありません。
でも、今できないことと、その仕事に向いていないことは同じではありません。
私も仕事を始めた頃は、体力的にもきつかったし、分からないことばかりでした。
それでも一年くらい続けるうちに仕事が分かるようになり、できることが増えると、仕事そのものが楽しくなっていきました。
一方で、仕事に慣れていても、疲れ切っていると「もう向いていない」「辞めたい」と感じることがあります。
そんなときは、キャリアの結論を出す前に、まず休んだ方がいい場合もあります。
「向いていない」と感じたら、いきなり辞める・続けるを決めなくていいと思います。
まず、
仕事そのものなのか。
職場環境なのか。
まだ慣れていない、あるいは疲れているだけなのか。
どこに原因があるのかを分けてみましょう。
原因が違えば、取るべき行動も変わります。
本当に「仕事そのもの」が向いていないのか確認する
「向いていない」と感じた原因を分けたら、次は仕事そのものとの相性を考えてみましょう。
ここで見たいのは、単純に「できる・できない」だけではありません。
私は、次のような点を見た方がいいと思います。
| 確認すること | 考えてみたいこと |
|---|---|
| 仕事内容 | 仕事そのものに強い苦痛を感じているか |
| 得意・不得意 | 苦手でも経験で改善しているか、それとも何度やっても難しいか |
| 興味 | 少しでも「もっと分かりたい」「できるようになりたい」と思えるか |
| 成長 | 半年前、一年前と比べてできることが増えているか |
| 継続 | 仕事ができるようになったとしても、この仕事を続けたいと思えるか |
「できない」だけで向いていないと決めない
仕事を始めたばかりなら、できないことが多いのは普通です。
私も最初の頃は、仕事が分からないうえに体力的にもきつく、「これをずっとやるのか」と思うことはありました。
でも一年くらいすると、仕事の流れが分かってきました。できることが増えると、自分で考えて動けるようになる。
そこまで来たら、仕事そのものはむしろ楽しくなりました。
だから私は、「今できない」=「向いていない」
とは考えません。
見るなら、
以前よりできるようになっているか。
できるようになったとき、その仕事を面白いと思えるか。
こっちです。
できても続けたくないなら、それも一つの答え
逆に、仕事ができるかどうかと、続けたいかどうかも別です。
できる。
周囲から評価もされる。
でも、その仕事をこれから何年も続けたいとは思えない。
それなら、「能力がないから向いていない」のではなく、自分がその仕事を選び続けたいかを考えた方がいいと思います。
仕事は、得意だから必ず続けなければいけないものでもありません。
仕事ではなく、職場が合っていない場合もある

「この仕事、向いていないかも」と思ったとき、仕事内容ではなく職場環境が原因になっていることもあります。
たとえば、
- 上司との関係が悪い
- 暴言や強い叱責が続いている
- 同僚との人間関係が悪い
- 残業や休日出勤が多すぎる
- 仕事をまともに教えてもらえない
- 人手不足で常に余裕がない
- 会社の考え方や働き方が自分に合わない
こういう状態です。同じ職種でも、会社が変われば働き方はかなり変わります。
私自身、昔は嫌な上司のもとで働いていて、毎日のように暴言を受けていました。
当時は仕事そのものもきつかったので、「この仕事自体が嫌なのか」と思うこともありました。
でも、仕事を覚えてできることが増えてくると、仕事そのものは楽しくなりました。
そこで初めて、
仕事が嫌だったというより、職場環境の影響もかなり大きかったんだと分かったんです。
「この会社が嫌」と「この仕事が嫌」は分けて考える
ここは、辞めるかどうかを考えるときにも重要です。
たとえば、今の上司が嫌だからといって、その職種まで捨てる必要はありません。
同じ仕事でも、
- 部署を変える
- 上司が変わる
- 会社を変える
だけで、かなり働きやすくなることがあります。
逆に、職場環境が良くても仕事内容そのものが苦痛なら、仕事自体を見直した方がいいかもしれません。
だから私は、
「今の会社を辞めたい」のか。
「この仕事を辞めたい」のか。
ここは分けて考えた方がいいと思います。
我慢すればいい、という話ではない
私自身は「見返してやる」と思って仕事を続けました。
結果的には仕事を覚え、できることも増えました。
でも、それはあくまで私の場合です。
暴言や暴力のある職場に、成長のために耐え続ける必要はありません。
体や心を壊してまで、「もう少し頑張れば仕事が楽しくなるかもしれない」と我慢する必要もないと思います。
上司との関係が原因で仕事そのものまで嫌になっているなら、こちらも参考にしてください。
まずは、
仕事内容が嫌なのか。
今いる職場が嫌なのか。
ここを切り分けてみてください。
まだ慣れていないだけ、疲れているだけの場合もある

仕事を始めたばかりの頃は、何をするにも時間がかかります。
- 周りは普通にやっている。
- 自分だけ遅い。
- 覚えることも多い。
- ミスもする。
そんな状態が続けば、
「自分、この仕事向いてないんじゃないか」
と思うのも自然です。
でも、仕事は分かるようになるまでが一番きついこともあります。
私も最初の頃は、仕事そのものが体力的にきついうえに、分からないことばかりでした。
それが一年くらい続けるうちに、仕事の流れが見えるようになってきました。
「次に何をするのか」が分かる。
トラブルが起きても、ある程度は自分で考えられる。
以前できなかったことが普通にできるようになる。
そこまで来ると、仕事の見え方はかなり変わります。
だから、私は「今できない」だけで、向いていないとは決めません。
半年前の自分と比べてみる
向いているか分からないとき、周りの人と比べるより、
半年前、一年前の自分よりできることが増えているか
を見た方がいいと思います。
少しでもできることが増えているなら、まだ成長途中なのかもしれません。
逆に、ある程度続けても、
- 仕事そのものへの苦痛がずっと変わらない
- できるようになっても面白いと思えない
- 体力的、精神的に続けるのが難しい
- この先も続けたいと思えない
なら、仕事自体を見直す材料になります。
疲れているときに、大きな判断をしない
もう一つ気をつけたいのが、
ただ疲れ切っているだけの場合です。
- 忙しい時期が続いている。
- 睡眠が足りない。
- 人間関係でも消耗している。
- 仕事以外でも余裕がない。
そんな状態だと、普段なら気にならないことまで全部嫌になります。
仕事そのものが向いていないのか、それとも今はただ疲れているのか。
そこが分からないなら、辞めるかどうかを急いで決める前に、一度休んだ方がいいこともあります。
休んでも「やっぱりこの仕事は続けたくない」と思うのか。
少し余裕が戻れば「もう少しやってみよう」と思えるのか。
それだけでも、判断は変わります。
「向いていない」というより、もう仕事そのものに疲れていると感じる人はこちらも参考にしてください。
辞めるか続けるかは「原因が変えられるか」で考える

「仕事が向いていない」と感じたとき、すぐに辞める必要はありません。
でも、何となく我慢し続ける必要もありません。
私は、今つらい原因が、自分で変えられるものかどうかで考えると整理しやすいと思っています。
自分で変えられるなら、まず試してみる
たとえば、
- 仕事のやり方がまだ分からない
- 質問の仕方が分からない
- 経験不足で時間がかかる
- 知識やスキルが足りない
- 苦手な作業がある
こうしたことなら、まだ改善できる余地があります。
少し続けてみる。
先輩に聞く。
やり方を変える。
勉強する。
それで仕事が楽になるなら、「向いていなかった」のではなく、まだ慣れていなかっただけかもしれません。
自分では変えられないなら、環境を変える選択肢もある
一方で、
- 暴言や暴力がある
- 何度相談しても改善されない
- 長時間労働が常態化している
- 仕事をまともに教えてもらえない
- 会社の方針そのものが合わない
- 体力的、精神的に続けるのが難しい
こうした問題は、自分一人の努力では変えられないことがあります。
その場合は、
「もっと頑張れば何とかなる」と自分だけに原因を求めない方がいいと思います。
部署異動で変わるのか。
上司が変われば続けられるのか。
会社を変えれば同じ仕事を続けたいのか。
それでも無理なら、転職や別の仕事を考える。
順番に選択肢を見ていけばいいと思います。
「辞めたい」が続くなら、その理由を書き出してみる
頭の中だけで考えていると、「もう全部嫌だ」になりやすいです。
だから一度、何が嫌なのかを書き出してみる。
すると、辞めたい理由が「仕事そのもの」なのか「今の環境」なのかが少し見えやすくなります。
辞めるか続けるかを決める前に、まず「何がつらいのか」を分けてみてください。
自分で変えられることなら試す。
自分では変えられないことなら、環境を変える。
それでも続けたいと思えないなら、そこで初めて「別の仕事を選ぶ」という選択肢を考えればいいと思います。
辞めると決めたら、次の選択肢を作ってから動く

考えた結果、「今の仕事や職場を離れよう」と決めることもあると思います。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、勢いだけで辞めてから、「さて、次はどうしよう」となるより、できる範囲で次の選択肢を作っておいた方が動きやすいです。
今の仕事で得たものを一度整理する
「向いていなかった」と思う仕事でも、何も残っていないとは限りません。
たとえば、
- 身についた知識や技術
- お客さんとのやり取り
- スケジュール管理
- パソコンや事務処理
- 資格や業界知識
など。
自分にとっては当たり前になっていることでも、別の会社では使えることがあります。
嫌だった仕事と、そこで身につけたものは別です。
辞めるなら、持っていけるものは持っていった方がいいと思います。
次は「何が嫌だったか」を条件にする
転職するときに、
「今の会社が嫌だから、とにかく別の会社へ」
だけで選ぶと、同じ問題を繰り返すことがあります。
今回整理した、
- 仕事そのもの
- 職場環境
- 人間関係
- 体力
- 働き方
のうち、何が一番つらかったのか。
そこを次の仕事選びの条件にします。
たとえば、
「仕事自体は好き。でも上司や会社の環境が嫌だった」
なら、同じ職種で別会社を探す選択肢があります。
逆に、「会社は悪くない。でも仕事内容そのものを続けたくない」なら、職種を変える方向で考えた方がいい。
何から逃げたいのかが分かれば、次に何を選ぶかも見えやすくなります。
足りないものがあるなら、先に学んでもいい
別の仕事へ移りたいと思っても、「自分には何もない」
と感じて動けなくなることがあります。
そんなときは、いきなり大きく変えなくてもいいと思います。
- 資格を調べる。
- 本を読む。
- 新しい仕事に必要な知識を勉強する。
- 今の仕事を続けながら、小さく準備する。
それだけでも選択肢は増やせます。
何を学べばいいかまだ決まっていないなら、まず「どんな資格や講座があるのか」を眺めてみるのも一つです。
自分では思いつかなかった分野が見つかることもあります。
仕事に使える学びを探したい人は、こちらでも具体的にまとめています。
→【仕事に活かす自己研鑽5選】
辞めること自体を目的にする必要はありません。
今の場所を離れたあと、自分はどう働きたいのか。
そこまで少し考えてから動けば、「嫌だから辞めた」で終わらず、次の選択につなげられると思います。
まとめ|「向いていない」の正体を分けて考えよう
「この仕事、向いていないかもしれない」
そう思ったとき、すぐに「辞めるしかない」と決めなくてもいいと思います。
まずは、
- 仕事そのものが合っていないのか
- 職場や人間関係が合っていないのか
- まだ慣れていない、あるいは疲れているだけなのか
を分けて考えてみてください。
自分で変えられることなら、まず試してみる。
自分では変えられないことなら、環境を変える。
それでも「この仕事を続けたいと思えない」と感じるなら、別の仕事を選ぶことも一つの選択です。
そして辞めるなら、
「何が嫌だったのか」だけではなく、
「次はどう働きたいのか」まで考える。
今の仕事で身につけたものを持って、必要なら新しいことを学びながら、次の選択肢を作っていけばいいと思います。

