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「自己研鑽をした方がいいとは思う。でも、何をすればいいんだろう。」
社会人になると、こんなふうに考えることがあります。
本を読む。資格を取る。セミナーに参加する。
勉強方法はいくらでもあります。
でも私は、自己研鑽なら何でもいいとは思っていません。
大切なのは、
今の仕事やこれからやりたいことに使えるかどうか。
私自身、仕事をしながら資格の勉強をしたり、新しい仕事に必要な知識を覚えたりしてきました。
勉強したことが実際の仕事につながると、学ぶ意味も分かりやすくなります。
この記事では、仕事に活かしやすい自己研鑽を5つ紹介します。
全部やる必要はありません。
今の自分に必要なものを一つ選んで、まず始めてみてください。
ただ、仕事の勉強や資格を選ぶ前に、生活や身なりなど基本の土台から整えたい人もいるでしょう。【社会人の自分磨き】何から始める?まず生活を整えようでは、自分磨きの入口から順番を考えています。
仕事の自己研鑽は使う場所から逆算する
自己研鑽というと、
「毎月何冊も本を読む」
「難しい資格を取る」
「休日も勉強する」
といったイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも、自己研鑽の目的は勉強したという実績を作ることではありません。
自分にできることを増やすことです。
だから私は、「何を勉強しよう?」より先に、
「自分は何ができるようになりたいのか?」
を考えた方がいいと思っています。
たとえば、
- 仕事の専門知識が足りない。
- もっと効率よく仕事を進めたい。
- 人に説明するのが苦手。
- 将来のために資格が欲しい。
- 今の仕事以外にも選択肢を持ちたい。
必要なものによって、やるべき自己研鑽は変わります。
目的が決まれば、勉強する内容も選びやすくなります。
仕事に活かす自己研鑽①専門知識や資格を学ぶ
一番分かりやすい自己研鑽は、今の仕事に関係する知識を増やすことです。
- 自分が扱っている商品について調べる。
- 業界のルールを学ぶ。
- 仕事で使うソフトを覚える。
- 必要な資格を取る。
こうした勉強は、仕事との距離が近いので成果も実感しやすいです。
私自身も、仕事をしながら施工管理の資格勉強をしました。資格が欲しいという目的もありましたが、勉強していると、「現場でやっていたあれは、こういう理由だったのか」と、経験と知識がつながることがあります。
現場で覚えたことを、あとから知識で補強する。
逆に、勉強したことを現場で確認する。
この往復ができると、単純な暗記ではなく、自分の知識になっていきます。
資格が必要ない仕事でも同じです。
毎日の仕事で、「これ、よく分かってないな」と思ったことを一つ調べる。
それだけでも立派な自己研鑽です。
大きな勉強を始める前に、まず今の仕事の中にある
「分からない」を一つ減らしてみてください。
仕事に活かす自己研鑽②本や講座で「型」を学ぶ
仕事を覚えるとき、全部を自分で考える必要はありません。
すでに誰かが試行錯誤して、「こうすると上手くいきやすい」という方法をまとめてくれていることがあります。
それを学べるのが、本や講座です。
私は、最初から自己流でやるより、まず基本の型を学んだ方が早いと思っています。
仕事でも同じです。
- 報告の仕方。
- 資料の作り方。
- Excelの使い方。
- 文章の書き方。
- 部下への教え方。
どれも、最初から全部自分で発明する必要はありません。
まず基本を知る。実際にやってみる。
そのうえで、
「ここは自分の仕事には合わないな」
「こっちの方がやりやすいな」
と変えていけばいい。
本を読むこと自体を目的にする必要もありません。
一冊読んで一つでも仕事に使えれば、それで十分です。
逆に、何十冊読んでも何も使わなければ、仕事は変わりません。
学んだ量より、使った量を見る。
私はその方が、自己研鑽としては意味があると思います。
独学だけでなく、通信講座を使って体系的に学ぶ方法もあります。
私は、資格や勉強は「取ること」自体より、仕事や次の挑戦にどう使うかが大切だと思っています。
ただ、自分だけでは何から勉強すればいいか分からない人なら、まず講座を眺めて「どんな資格や学び方があるのか」を知るのも一つの方法です。
まず講座の一覧を眺めて、
「こんな資格もあるんだ」「これは今の仕事に使えそう」
と選択肢を知るところから始めてもいいと思います。
30代で「何を学ぶか」そのものに迷っている人は、仕事や将来から学ぶものを決める考え方も参考にしてください。
仕事に活かす自己研鑽③毎日の仕事を振り返る
自己研鑽は、仕事が終わってから別の勉強をすることだけではありません。
毎日の仕事そのものも、使い方次第で教材になります。
たとえば、
- 「今日、何に時間がかかった?」
- 「なぜミスをした?」
- 「もっと早く確認できなかった?」
- 「上手くいったのはなぜ?」
- 「次は何を変える?」
こういうことを一つ考えるだけでもいい。
特に私は、失敗したときほど振り返った方がいいと思っています。
ただ「失敗した。次から気をつけよう」で終わらせても、同じことを繰り返す可能性があります。
- なぜ失敗したのか。
- 確認不足だったのか。
- 知識がなかったのか。
- 時間が足りなかったのか。
- そもそも指示を理解していなかったのか。
原因まで考える。
そして次に同じ状況が来たとき、
「今回は先に確認しよう」と一つ行動を変える。
これだけでも、仕事の経験値は大きく変わります。
同じ仕事を10年続けても、何も考えなければ同じ一年を10回繰り返すことがあります。
逆に、毎日少しずつ振り返っている人なら、同じ仕事をしていても改善点が増えていきます。
自己研鑽の時間をわざわざ作れない人ほど、まず仕事の中から学ぶ癖をつけてみてください。
仕事に活かす自己研鑽④伝える力を鍛える
仕事で必要なのは、専門知識だけではありません。
自分が分かっていても、相手に伝えられなければ仕事が進まないことがあります。
- 報告する。
- 質問する。
- 相談する。
- 説明する。
- 人に仕事を教える。
- 会議で意見を伝える。
役職が上がるほど、こうした力を使う場面は増えていきます。
私が仕事で特に重要だと思っているのは、
「相手が判断できるように伝えること」です。
たとえば、
「工具が壊れました。修理してください」
だけでは、相手は何が壊れたのか、なぜ壊れたのか、どんな状態なのかをもう一度聞かなければなりません。
でも、
「この部分が破損して動きません。作業中にここへ負荷がかかって壊れました」
まで伝えれば、その先の判断ができます。
報連相一つでも、仕事の進み方は変わります。
質問するのが苦手なら、質問の仕方を学ぶ。
時間の使い方に困っているなら、優先順位の考え方を学ぶ。
こういう毎日使う仕事の基本を一つずつ改善することも、十分な自己研鑽です。
仕事に活かす自己研鑽⑤今までと違うことをやってみる
自己研鑽というと、勉強ばかりを考えがちです。
でも、新しいことを実際にやってみることも大きな学びになります。
- 今まで担当していなかった仕事をやってみる。
- 新しいソフトを使ってみる。
- 資格に挑戦する。
- 文章を書く。
- 副業を始める。
- 会社の中で別の仕事に手を挙げる。
何でも構いません。
今できることだけを繰り返していると、失敗は減ります。
その代わり、新しくできるようになることも減ります。
私も40代になってから、新しく始めたことがいくつもあります。若い頃にできなかったことでも、今ならできることがあります。
経験が増えたから理解できる。
昔よりお金を使える。
自分に合う勉強方法が分かっている。
環境が変われば、同じ挑戦でも結果は変わります。
「興味はあるけど、そのうちやろう」
と思っていることがあるなら、小さく始めてみてください。
- 本を一冊買う。
- 無料の講座を見る。
- 資格の日程を調べる。
- 必要な道具を調べる。
最初はそれだけでもいい。
ただ、私は一つ注意したいことがあります。
始めるだけで満足しないことです。
自己研鑽は、続けて初めて力になります。
もし何度も途中でやめてしまうなら、気合いではなく、続けざるを得ない仕組みを作る方法もあります。
自己研鑽は全部やらなくていい
ここまで5つ紹介しましたが、全部やる必要はありません。
むしろ、あれもこれも始めると続かなくなります。
今、自分が仕事で困っていることを一つ考えてみてください。
知識が足りないなら、専門知識を学ぶ。
やり方が分からないなら、型を学ぶ。
同じ失敗を繰り返しているなら、仕事を振り返る。
人とのやり取りで困っているなら、伝える力を鍛える。
今の仕事だけでは将来が不安なら、新しいことを始める。
こう考えると、自己研鑽で何をすればいいかはかなり絞れます。
そして一つできるようになったら、次へ進めばいい。
自己研鑽は、人に見せるためのものではありません。
昨日までできなかったことを、一つできるようにする。
私は、それで十分だと思っています。
やることを一つに絞っても、仕事や家庭があると勉強時間を作るのは簡単ではありません。まとまった時間を待つより、生活の中から30分の勉強時間を見つける方法も参考にしてください。
まとめ|仕事に使ってこそ自己研鑽になる
仕事に活かせる自己研鑽として、今回は5つ紹介しました。
- 専門知識や資格を学ぶ
- 本や講座で型を学ぶ
- 毎日の仕事を振り返る
- 伝える力を鍛える
- 今までと違うことをやってみる
どれを選んでも構いません。
ただし、学ぶこと自体を目的にしないこと。
資格を取った。本を読んだ。講座を受けた。
それで終わるのではなく、
「仕事のどこで使える?」まで考える。
学んだことを一つ使ってみる。
上手くいかなければ直す。また使う。
この繰り返しで、少しずつ自分のできることが増えていきます。
自己研鑽は、特別な人だけがするものではありません。
今の仕事を昨日より少し上手くやるために、何か一つ覚える。
まずは、そこから始めればいいと思います。







