【自己リーダーシップとは】自分で選び、後悔で終わらない生き方

自己成長・考え方

「自分の人生は、自分で決める。」

言葉にすると当たり前のようですが、実際には難しいことです。

仕事、転職、家族、お金、人間関係。
人生では、正解が分からないまま決めなければならない場面が何度もあります。

そんなとき、誰かに決めてもらえばラクです。
でも、その選択がうまくいかなかったとき、

「あの人がそう言ったから。」
で終わってしまったら、自分の人生なのに自分で動かしているとは言えません。

私が考える自己リーダーシップとは、
何でも一人で決めることではありません。

人の意見を聞く。
選択肢を増やす。
現実を見る。
そのうえで、最後は自分で選ぶ。

そして結果が悪かったとしても、後悔だけで終わらず、
「次はこうする。」まで考える。

この記事では、そんな自己リーダーシップについて、私なりの考えを書いていきます。

自己リーダーシップとは自分の判断を他人任せにしないこと

自己リーダーシップという言葉を聞くと、

  • 「目標を立てる力」
  • 「自分を律する力」
  • 「主体的に行動する力」

のような説明をよく見ます。
どれも間違いではないと思います。

でも私は、もっと単純に考えています。

自分の人生や仕事の判断を、他人任せにしないこと。

これが自己リーダーシップの土台です。

もちろん、人の意見を聞いてはいけないという意味ではありません。むしろ私は、判断が重要になるほど人に相談した方がいいと思っています。

ただし、相談することと、決めてもらうことは別です。

ここを混ぜないことが大切です。

「決めない」と「人のせい」はセットになりやすい

私が一番危ないと思うのは、

自分では決めないのに、うまくいかなかったら人のせいにすることです。

自分で決めなければ、

  • 「私はそうしたかったわけじゃない。」
  • 「あの人が言ったからやった。」
  • 「みんながそう言ったから。」

という逃げ道を残せます。
失敗したときに、自分のせいにならないようにしているわけです。

でも、それを続けていると自分の人生なのに、判断する人が常に外にいる状態になります。
私はそれが嫌です。

正解かどうか分からなくても、
その時点で一番いいと思ったものを、自分で選ぶ。
そして間違っていたら修正する。

その方がずっと納得できます。

失敗を認めず、言い訳や責任転嫁を続けていると、次に生かすこともできません。
この「自分をごまかすことで成長が止まる」という話は、こちらの記事でも書いています。

→【成長】一番怖い嘘は、自分につく嘘

相談は答えをもらうためではなく選択肢を増やすため

私は、人に相談すること自体はかなり大事だと思っています。

自分一人では思いつかなかった考え方が出てくるかもしれない。
知らなかった方法を教えてもらえるかもしれない。
AとBしかないと思っていたところに、CやDが出てくることもあります。

だから相談します。でも、相談した人に、
「じゃあ、どれにすればいい?」と決めてもらうためではありません。

選べる道を増やすためです。

そこから、どの道を進むかは自分で決めます。

自分で選んだ道なら、途中で落とし穴に落ちても、
「失敗したな。次はこうしよう。」と反省できます。

でも人に決めてもらった道で落とし穴に落ちたら、
「あの人の言うことを聞かなければよかった。」
という後悔が残りやすい。

だから私は、人の意見はたくさん聞いても、最後の決定まで人に渡さないようにしています。

自己リーダーシップがある人は選択肢まで自分で作る

そもそも、出された選択肢が本当に全部なのかも考えます。

「やるか、やらないか。」と言われても、
「条件付きでやる。」があるかもしれない。

「続けるか、辞めるか。」だけではなく、
「一度距離を置く。」「やり方を変える。」「別の人に任せる。」という道があるかもしれません。

トロッコ問題で、「どちらを犠牲にするか。」と聞かれたとしても、私は最初に、
「そもそもトロッコ止められないの?」と考えます。

場合によっては、トロッコを爆破すればいいのかもしれません(笑)。

もちろん現実では、どうしても二択しか残らないこともあります。
でも最初から、「AかBのどちらかしかない。」と思い込む必要はありません。

選択肢そのものを作るところから、自分で考えていい。

これも自己リーダーシップの一つだと思っています。

自分の感情は無視しない。でも感情だけで決めない

何かを決めるとき、私はまず自分の感情をかなり大事にします。

「やりたい。」「やりたくない。」
「これが好き。」「これは嫌だ。」
こういう感覚を無視すると、結局どこかで無理が出ます。

だからといって、その瞬間の感情だけで全部を決めるわけでもありません。

たとえば資格勉強をしている時期なら、
「今はブログを書きたい。」と思っていても、試験日が迫っている。
資格には挑戦できる時期がある。将来への重みもある。

そう考えれば、一時的な「やりたい」より資格勉強を優先することもあります。

逆にブログなら、

「このテーマを書けば、もしかしたら儲かるかもしれない。」と言われても、自分がまったく興味を持てないなら私はたぶん書きません。

それを書けば確実に億万長者になれると言われれば考えます(笑)。でも、そんな保証は誰にもできません。

だったら、自分が好きなことを書いた方がいい。

判断するときは、

  • 損失の大きさ。
  • 将来への影響。
  • 自分が納得できるか。
  • 責任として引き受けられるか。

その時々で、それらのバランスを見ます。

いつでも使える万能な判断基準なんて、たぶんありません。

「一人で全部背負う」は自己リーダーシップではない

「自分で決める。」というと、
「じゃあ、誰にも頼らず全部一人で背負う。」
と考える人もいるかもしれません。

私はそれは違うと思っています。

むしろ、格好いい言い方をしているだけで、場合によってはただの無責任なワンマンです。

本当に自分だけに影響することなら、一人で決めてもいい。でも仕事なら、従業員や取引先。顧客。家族。
いろいろな人に影響します。

そんな判断をするなら、一人でも多くの人と話した方がいい。

現場にしか見えていないこともあります。
専門家にしか分からないこともあります。
自分では気づいていないリスクもあります。

たくさん話して、選択肢を増やす。

そのうえで責任を持って最後の判断をする。
それが自己リーダーシップだと思います。

特に管理職になると、「自分が全部抱えなければ」と考えやすくなります。
でも、責任を持つことと、一人で抱え込むことは別です。

詳しくは、【管理職の孤独】責任は持つ。でも、全部ひとりで抱えなくていいで書いています。

間違えないことより間違えた後にどうするか

自己リーダーシップがあれば、正しい判断だけを選べる。そんなことはありません。

普通に間違えます。
「あの判断は失敗だったな。」と思うこともあります。

でも私は、後悔と反省は違うと思っています。

「あの時、ああしていれば。」で止まったら後悔です。

でも、「あの判断は良くなかった。次はこうしよう。」
まで行けば、それは反省になります。

過去は変えられません。
だったら、失敗を次の判断材料にする。
私はその方がいい。

私は仕事でも、「責任を取る」より「責任を持つ」ことの方が大事だと考えています。

問題が起きたあとに頭を下げて終わるのではなく、その先まで考えて動くという話は、【責任を持つ・責任を取るの違い】仕事で本当に必要なのは?でも詳しく書いています。

自己リーダーシップは、
失敗しないための力ではなく、失敗したあとも自分で次を決める力でもあると思います。

自己リーダーシップは人生にこそ必要になる

仕事だけなら、会社や上司がある程度の方向を決めてくれることもあります。でも人生は違います。

フリーランスや独立という道を選ぶ場合は、仕事を取ることから、お金や税金の管理まで自分で考えなければなりません。独立前に知っておきたい現実については、こちらの記事でまとめています。

フリーランスに必要なスキル|独立前に知りたい仕事とお金

  • 会社が傾くかもしれない。
  • 仕事を失うかもしれない。
  • 家族の状況が変わるかもしれない。
  • 人間関係が終わるかもしれない。
  • 健康やお金の問題が出るかもしれない。

人生では、自分ではどうにもできないことが起こります。

そんなときまで、
「誰か正解を教えて。」「誰か決めて。」
では、かなり苦しくなると思います。
すべてを自分の思い通りにはできません。

でも、起きたことに対して、次にどうするかは自分で考えられる。

  • 相談する。
  • 選択肢を増やす。
  • 必要なら新しい道を作る。
  • そして、自分で選ぶ。

自己リーダーシップは、成功するためだけの能力ではありません。

私はむしろ、人生が予定どおりにいかなかったときに、自分で立て直すための力だと思っています。

まとめ|自己リーダーシップは後悔だけで終わらないための力

自己リーダーシップとは、何でも一人でやることではありません。

人の意見を聞いていい。相談していい。頼ってもいい。
その中で選択肢を増やして、最後は自分で決める。

そして結果が悪かったとしても、
「あの人が言ったから。」で終わらせない。

「次はこうする。」まで考える。

人生では、正解が分からないまま選ばなければならないことがあります。

だから私は、正解を選び続けることより、
自分で選び続けることが大事だと思っています。

自己リーダーシップは、後悔しない人生を作るためのものではありません。

失敗しても、間違えても、

後悔だけで終わらない生き方をするための力です。