「本当は〇〇してみたいけど…時間がなくて…」
そう口にして、自分の可能性を後回しにしていませんか?
「時間がない」は、現代人が最もよく使う“逃げ道”のひとつ。
でも、本当に時間がないのか、それとも優先順位がつけられていないだけなのか──。
このテーマでは、「やりたいことが見つからない」「時間がなくて動けない」と感じている社会人に向けて、自分の本音に気づき、限られた時間の中でも動き出すためのヒントをお届けします。
「時間がない」は本当か?
まずは問いかけてみてください。
- YouTubeを見ている1時間
- なんとなくスマホを触っている30分
- 義務感で参加した飲み会の3時間
これらを「本当にやりたいこと」のために使えたら、どうなるでしょう?
“時間がない”は多くの場合、「やりたいことの優先度が低い」か「やる理由があいまい」なだけです。
なぜ「やりたいこと」は見つからないのか?
多くの人が「やりたいこと=情熱を注げる何か」と思い込みがちですが、最初から情熱なんて見つからないのが普通です。
よくある誤解:
誤解 | 実際は… |
---|---|
やりたいことは“天職”としてひらめく | 小さな好奇心から育てるもの |
情熱がないならやる意味がない | 行動しながら興味が育つこともある |
一度見つけたらブレてはいけない | 途中で変わっていい。むしろ変わるのが自然 |
本当にやりたいことを見つける3ステップ
ステップ1:「気になること」を書き出す
まずは、「なんとなく惹かれるもの」を遠慮なく書き出してみましょう。
- 本屋で目が止まるジャンル
- SNSでつい見てしまうアカウント
- 昔ちょっとやってみたかったこと
例: カフェ巡り、旅行、文章を書く、イラスト、健康に関すること など
ステップ2:5分だけやってみる
やりたいことは「考える」だけでは見えてきません。5分でいいから手を動かす。
- ブログを書くなら「タイトルだけ考える」
- イラストなら「紙とペンを用意して線を引く」
- 読書なら「最初の1ページだけ読む」
「時間がない」はこの5分さえやっていない時に出てくる言葉です。
ステップ3:行動ログを振り返る
やってみた後に、自分にこう聞いてみましょう。
- 「どの時間が心地よかった?」
- 「何に集中できた?」
- 「どれが“もう少し続けたい”と思えたか?」
やりたいことは、頭ではなく体験の中から浮かび上がってくるものです。
4. 「時間をつくる」ためのミニ習慣
1日すべてを変えるのは難しくても、5分だけの習慣化なら誰でもできます。
時間帯 | 習慣例 |
---|---|
朝 | やりたいことノートを書く/日記を1行書く |
昼 | SNSやネットサーフィンの代わりに調べ物 |
夜 | 好きなテーマで5分学ぶ・手を動かす |
ポイントは、完璧を求めずに、小さく始めること。
5. 「やりたいことを見つけたい」=自分と向き合いたいという意思
やりたいことを見つけたい、という気持ちは、もっと自分らしく生きたいという願いの裏返し。
焦る必要はありません。大切なのは、「時間がない」と言う前に、自分自身とほんの少し対話する時間を持つことです。
まとめ:やりたいことは、動きながら見えてくる
- やりたいことは考えていても見つかりません。まず小さく動くことが何より大事。
- 「時間がない」という言葉の裏に、本音や不安が隠れていることも。
- 今日から5分、「自分のための時間」を確保するだけで、人生は少しずつ変わります。