「あの人は自分より稼いでいる。」
「同級生はもう家を買っている。」
「同期は出世したのに、自分は何も変わっていない。」
人と比べてしまって、苦しくなることはあります。
でも私は、人と比べること自体をやめる必要はないと思っています。
人間ですから、周りを見れば比べます。
自分よりすごい人を見れば、羨ましいと思うこともあるでしょう。
大切なのは、比べたことではありません。
比べたあと、どうするかです。
本当に欲しいなら、自分も目指せばいい。
欲しくもないのに負けた気がするなら、世間の物差しを借りていないか考えてみる。
この記事では、人と比べて苦しくなったときに、自分の人生へ戻るための考え方を紹介します。
人と比べてしまうのは悪いことではない
「人と比べるのをやめましょう。」
よく言われます。
でも、私は無理にやめなくてもいいと思っています。
人は周りを見るものです。
同じ年代の人がどれくらい稼いでいるのか。
同期がどこまで出世しているのか。
友人がどんな暮らしをしているのか。
気になること自体は、おかしくありません。
むしろ比較することで、
「そんな働き方もあるのか。」
「そこまで稼げる人もいるんだ。」
「自分も、もう少し成長したいな。」
と気づくこともあります。
私も、自分より稼いでいる人を見れば羨ましいと思います。でも、「自分はダメだ。」とはあまり思いません。
どちらかというと
「いいな。じゃあ俺も頑張ろう。」と思います。
比較が苦しみではなく、目標になるなら、それでいいのです。問題なのは、人と比べたことではありません。
他人の結果を使って、自分の人生すべてを低く評価してしまうことです。
比較して「自分も欲しい」と思えたなら、焦りを行動へ変える段階です。【何者かになりたい】焦るなら「何かをやる」ことから始めようでは、その最初の一歩を考えています。
人と比べて苦しいなら本当に欲しいか考える
たとえば、同級生が年収800万円で、自分は400万円だったとします。
それを知って、「負けた。」「恥ずかしい。」と思ったとしましょう。そんなとき、私はまずこう考えます。
「今の暮らしに、何か不満があるの?」
- もっとお金が必要なのか。
- もっと良い家に住みたいのか。
- 家族にもっと余裕のある生活をさせたいのか。
- やりたいことがあるのに、お金が足りないのか。
もしそうなら、
「年収を上げたい」という目標が見つかっただけです。
だったら、どうすれば収入を増やせるか考えればいい。
転職する。資格を取る。副業をする。
仕事でさらに力をつける。
比較したことで目標ができたのなら、悪いことではありません。
でも、「特に今の暮らしに不満はない。」「800万円必要なわけでもない。」それなのに負けた気がするのなら、別の問題かもしれません。
人と比べてしまうと世間の物差しを借りやすい
子どもの頃、私は何となくこんな人生が成功だと思っていました。
- いい学校に行く。
- いい会社に入る。
- いい車に乗る。
- 結婚する。
- 家を買う。
でも大人になってみると、成功なんて人によってまったく違います。
お金をたくさん稼ぎたい人もいる。
家族との時間を大切にしたい人もいる。
仕事より趣味を楽しみたい人もいる。
会社で出世したい人もいれば、自分で商売をしたい人もいる。
どれが正しいという話ではありません。
それなのに、「年収が高い方が上。」「持ち家の方が成功。」「役職がある方が偉い。」と、世間の物差しをそのまま借りてしまうことがあります。
すると、本当は欲しくもなかったものを持っていないだけで、「自分は負けている。」と感じてしまいます。
私は高級車にはあまり興味がありません。だから誰かが高級車に乗っていても、「負けた。」とは思いません。
欲しくないからです。
人と比べて苦しくなったときは、一度考えてみてください。「それ、本当に自分も欲しいものだろうか?」
他人の成功を、自分の成功だと思い込む必要はありません。
世間の物差しではなく、自分の軸で選び直したい人は、【自己リーダーシップとは】自分で選び、後悔で終わらない生き方も参考にしてください。
相手を下げても自分が上がるわけではない
人と比べて苦しくなると、別の方向へ行ってしまうことがあります。
「あいつは金持ちだけど、きっと幸せじゃない。」
「出世しているやつなんて、会社の奴隷だ。」
「成功したのは運が良かっただけだ。」
相手を下げることで、自分を守ろうとする考え方です。
でも、それをしても何も変わりません。
相手の年収が下がっても、自分の年収は上がりません。
相手が失敗しても、自分の人生が前に進むわけではありません。
相手の幸せを否定しても、自分が幸せになるわけではありません。
相手がすごいなら、すごいでいい。
「そこは負けてるな。」と認めたところで、自分の価値まで下がるわけではありません。
自分の軸があれば、相手を引きずり下ろす必要はないのです。
他人の成功を否定しても、自分の成功にはなりません。
変えられない相手に力を使うより、自分の考え方と行動へ戻る方法は、【他人は変えられない】自分を変えると人間関係は驚くほどラクになるでも書いています。
どうしても勝ちたいなら別の軸で勝てばいい
それでも、「やっぱり負けたくない。」と思うことはあるでしょう。それも別に悪い感情ではないと思います。
だったら、自分が大切だと思うところで勝てばいい。
年収では負けている。
でも、自分の方が自由に使える時間は多い。
役職では負けている。
でも、この仕事の技術なら負けない。
家の大きさでは負けている。
でも、自分は今の暮らしが気に入っている。
何もかも他人に勝つ必要なんてありません。
そもそも、全項目で誰よりも上なんて無理です。
大切なのは、
「自分は何を大事にして生きたいのか。」です。
ただし、本当は年収800万円が欲しいのに、「金なんてどうでもいい。」と強がる必要もありません。
欲しいなら、欲しいでいい。
「じゃあ俺もそこを目指そう。」と動けばいいのです。
自分の軸で生きているなら、負け惜しみを言う必要もありません。
今の勝ち負けで人生全部を決めなくていい
もう一つ、人と比べて苦しくなったときに思い出したいことがあります。
今の状態は、人生の途中にすぎない、ということです。
40歳でうまくいっていた人が、50歳で大きく失敗するかもしれません。40歳で苦しんでいた人が、60歳で大きく花開くかもしれません。
人生には浮き沈みがあります。
だから、
「今あの人より下だから、自分の人生は失敗だ。」と決めるのは早すぎます。
生きている途中で、「成功した。」「失敗した。」と判定をしても、まだ続きがあります。
私自身、死ぬときにどう思うかなんて、今は分かりません。
でも、最後まで生き抜いて、「まあ、よくやったな。」
と思えたなら、それで十分なんじゃないかと思っています。
人生は、他人との順位表ではありません。
まとめ|人と比べたあとを自分で選ぼう
人と比べてしまうことはあります。
それ自体を無理にやめる必要はありません。
大切なのは、比べたあとを自分で選ぶことです。
比べて、本当に欲しいと思ったなら目標にすればいい。
欲しくもないのに負けた気がしたなら、世間の物差しを借りていないか考える。
どうしても勝ちたいなら、自分が大切にしている別の軸で勝てばいい。
そして、相手を引きずり下ろす必要はありません。
相手の成功は相手の成功。
自分の成功は、自分で決めればいい。
今日の勝ち負けが、人生すべての結果ではありません。
人と比べて苦しくなったときこそ、
「私は、本当はどう生きたいんだろう。」と、自分の人生に戻ってみてください。

